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草熱れ(くさ いきれ)




(作詞・作曲:キクチシノブ)


昨日浴びた土まじりの風が 鼻の奥に残ってる
洗うことを諦めたシャツに蝉の声が浸み込んでいる

慣れないこと夢中になろうと 汗まみれの正午前
変わらない影が揺れる中 あたしはあんたを忘れようとしてる

傷ついたなんてガラにもなく言うには
プライドとやらが まだ へばりついてるらしい
「どこへ行こうと どこでも平気さ」
言えなかった強がりひとつ 土くれに混ぜ込んで


かけひきだとか お世辞や根回しだとか 放り出して逃げ出した
「生きる場所はどこにもありゃしない」と あんたの捨て台詞

強い日差し 焼けるような畦道 木陰に身を預けながら
氷水の冷たさに生き返る午後3時 そしてまた 歩き出す

傷ついた過去を笑い話に変えて
口にするにはまだ時は浅すぎて
ゆらゆら揺られ ふらふら迷い
捨てそびれた思い出ひとつ 土くれに混ぜ込んで

傷ついたなんて ガラにもなく言うには
あんたの横顔がしつこくも邪魔をする
それが何さとコオロギが鳴く
翳る日に急かされるよに あたしは 立ち上がる

慣れないこと
夢中になって
汗まみれの
夕暮れ時


(2016.8.11. 札幌 モダンタイムにて初出)


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[ 2016/09/11 ] 歌詞 | TB(0) | CM(0)

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