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板橋文夫 北海道ツアー(後半)

【板橋文夫トリオ】

2009年2月17日(火)札幌 jazz spot JERICHO
出演:板橋文夫(p)瀬尾高志(b)竹村一哲(dr)


これから関東でのライブも控えているこのトリオの、多分ジェリコでは初めてのライブ。
板橋文夫プラス2、な展開を予想していたら、もう既にしっかりとトリオでした。
久しぶりに聴いた一哲のドラムに驚かされた。怯む気配すら感じさせず、板橋さんの音に真正面から向き合っていくような音・空気。良かった。
宇宙ズのライブで聴き慣れた、瀬尾オリジナル「アウタースペース」も、楽曲の妖しさを一層際立たせるような板橋さんのピアノで新たな世界が広がっていて、新鮮だった。
しかし若手二人の年齢を合わせても板橋さんの年齢に追いつかないというのに、一番パワフルなのはやはり板橋さん。
ピアノ壊れるんじゃないかと思わされた瞬間も多々。
(実際、弦が切れてたようです;)
でも、弾き方が激しいから凄かったんじゃない。生まれてくる音の迫力が凄かった。圧倒されました。
このトリオでのライブをまたいつか北海道で聴ける日が待ち遠しいです。


【板橋文夫ソロ】
ジスイズ40周年特別企画
「とてつもなく悲劇的な喜劇 日本の舞踏家 天才<土方巽>主演写真劇場2009」
 鎌鼬(かまいたち)細江英公


鎌鼬(かまいたち)


2009年2月18日(水)釧路 ジスイズ
出演:板橋文夫(p)


個人的に、今年のベストライブはこれで決まった、と思いました。


でも、何をどう書けばいいのか・・・言葉が浮かびません。


今までに、板橋さんのライブを何度も見て・聴いてきて、
いつだって圧倒され感動してきたけれど、
そんな中でも、この夜のライブは別格でした。
板橋文夫、という人の生み出す音楽の美しさ、力強さ、
純粋で繊細で、けれどどこまでも大きくあたたかいその音を全身で感じ、その世界に包み込まれた夜でした。


ジスイズにて


ジスイズのピアノ



ピアノの音の素晴らしさ。
2階で同時開催されていた土方巽さんの世界から伝わってくる呼吸。
集まったお客さん達の熱気。
この夜を特別なものにしていた要素はいくつもあれど、
結局は
「ジスイズ」
という場、そのものが最大の要素だった気がする。
あの空間の持つ力に全てのパワーが結集し、あの音楽に昇華していたんじゃないだろうか。
音がうねり、とぐろを巻き、そしてどこまでも広がり全てを包み込んでゆく様が見えた。
生まれてくる音が、生み出されたことを心から喜びながら踊り歌っていた。


この日の釧路の最低気温はマイナス15度。
けれど、ジスイズの中は、熱気に満ちていた。
酒も飲まずタバコも吸わず、音が生まれ出てくるその瞬間瞬間を凝視するかのように、音と向き合うジスイズのお客さん達。
その中には、この世にはもういない人達も普通にたくさん来ているらしい。
それを当然のものとする空気がここにはある。


2部の演奏を始める前のMCで、板橋さんは、
「この場所は奇跡だ。こういう場所があるから、また頑張ろうという気持ちになれる。」
とおっしゃっていた。
そして、アンコールが終わってもまだ鳴り止まない拍手の中、マスターは
「鎌鼬の体現者は誰か、と考えたとき、真っ先に浮かんだのが板橋文夫!」と力強くおっしゃっていた。


この場所で、このライブを体験できて本当に本当に良かった。
釧路で出会えた全ての方々、そして、釧路まで行くきっかけを与えてくれた、これまで出会ってきた全ての方々に心から感謝します。
そして、板橋文夫さんに。
ありがとうございました。
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[ 2009/02/20 ] ライブ感想文 | TB(0) | CM(0)

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