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ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン

2005年11月30日
札幌 ベッシーホールでのソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンのライブ。
このユニットでは初の札幌公演。さらに、ソウルフラワーユニオンでのライブや様々なイベント等を含めても、彼らが札幌で演奏するのは5年ぶり。





私にとっては、魂花ライブ初体験。
今回のメンバーは
中川敬/リードボーカル、ギター、三線
奥野真哉/キーボード、アコーディオン、ボーカルetc.
JIGEN/ベース、ボーカル
そしてパーカッションはソウルフラワーのメンバーではなく、TEX&the Sun Flower Seedの佐藤けんじ。
彼とは、去年の「どんと院まつり」に中川が出演した時に彼のバンドが中川のバックをつとめたことがあって、その時にお互い演奏出来るボ・ガンボスの曲がたくさんあることを知って意気投合したとのこと。

札幌と小樽と名古屋とジャズとビクトル・ハラが繋がりあって私が彼らの存在を知ったのは、ほんの2年半ほど前のこと。
ニューエストモデルもメスカリンドライブも通過せずに10代、20代の時を過ごした私にとっては、動く中川敬を見ること自体、これが初めてだ。


昭和の演歌というか、戦後歌謡というか、なんとも表現し難いオープニングSE(って言っていいのか?)が流れる中、4人がステージに登場。
そして、その曲を吹き飛ばすように、1曲目は「そら」だった。

この空はあの空につながっている


アルバムで何度も繰り返し聴いていたソウルフラワーの曲も、まだ聴いていないニューアルバムの曲も(この日ライブ前にCD購入)、そして初めて聴く彼らの以前のバンドの曲も、たくさんの民謡、歌謡曲、民族音楽も、音にもコトバにもひとつひとつに「思い」がぎっしり詰まっていた。
メッセージ、っていうコトバはたやすい。
アジテーション、というコトバも。
でもソウルフラワーの音楽からは、コトバの奥の思いが伝わってきた。
場内大爆笑の渥美清さんのカヴァーも、よく聴けばどこまでもソウルフラワー的な曲で。
伝えたいこと
知らせたいこと
知ってほしいこと
忘れないでいて欲しいこと
次々と、でも押し付けるんじゃなく、音に乗せて楽しさに乗せて伝えるのが彼らの音楽だった。
それは、CDを聴いた時には気づかなかったことだった。
勿論、CDを聴いてファンになったからライブに行ったんだけれど、ライブには、CD以上のユーモアと、肩の力が抜けたやわらかい空気があった。
元気いっぱい大合唱の「インターナショナル」には笑いが止まらなかった。
そうだよ、笑っちゃえばいいんだよ。


MCで、気がかりだった人のこと「アンマンで会いました。めっちゃ元気やったで」って教えてくれた。
多分、中川が言ってることや会場で出会った人達と私が話したような会話は全部、この会場の外では“危険”なものなんだろう。笑われるか、さげすまれるか、ひどい時は執拗な嫌がらせを受けてしまうか。
でも、言いたいこと言っていいんだよね。
好きなものは好き。大切なものは大切にしたい。おかしいと思ったことには「ヘンだよ!」って言いたい。
当たり前のことを当たり前に言える空気が、ここにはあった。


4人が生み出す音楽はどこまでも楽しくて、厳しいけれどあたたかかった。
彼らと出会えてよかった。
彼らの音楽と出会えてよかった、だけじゃなく。
彼らのような人がいることに気づかせてくれた出会いと幸運に感謝しよう。そんなふうに思った3時間のライブだった。
そう、たっぷり3時間。アンコール10曲以上。でも全く疲れなかったし飽きることなんて一瞬も無かった。



あんなふうに生きたい。
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[ 2005/12/02 ] ライブ感想文 | TB(0) | CM(0)

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