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100人ナーダム in 釧路

2006年9月10日
もう一ヶ月前の出来事になってしまいますが・・・
ほとんど自分自身の記録の為、といった感じの「釧路 100人ナーダム」報告です。





9月9日(土)地下鉄某駅前にてアガルタ通信のメンバーMD氏に拾っていただき出発。
おやつは200円以内。待ち合わせ場所の駅裏のマックスバリューにて二人分きっちり400円分購入。お茶はおやつ代には含みません。いざ出発!
(といっても私は乗ってるだけなのですが・・・MDさんごめんなさい&本当にありがとうございました!)


日勝峠まで道中は快晴。ラジオの音楽番組に突っ込みを入れながらの楽しいドライブ。
天気が一変したのは日勝峠。
霧!!というか、雲の中???窓の外は真っ白。
やがて峠の頂上を越え道が下り坂になると、今度は激しい雨。
明日のことが心配・・・
でも休憩の帯広でとりあえず雨は上がり、美味しいランチの後は道路わきに広がる十勝の豊かな風景、牧場のウシたちののどかな姿に「あら、“原子心母”」となごみつつ、予定通り夕方には目的地の釧路に到着。


ホテルでどたばたしていてナーダムのリハーサルには間に合わず;
でもBROSで道東管隊のリハーサルを見学させていただいた。
ライブの流れがきちっと出来上がっている。
音楽と芝居の融合のような。
歌詞の中に地元色が強いものもあって、それがすごく印象に残った。
ここに来るまでお世話になっていた道東管隊の隊長さんや、お盆にジスイズに行った際にお会いした明日のスタッフの方にご挨拶してから退席。
「七人の小人」の美味しいスパゲッティでおなかいっぱいになってから、ジスイズへ。
変わらない小林東マスターの笑顔にほっとする。
外で降り出した雨を気にしながらも、美味しいコーヒーをいただきながら音楽に漬かって、楽しい時間をたっぷりと過ごさせていただいて、夜11時頃にホテルへ。
まるで遠足前日の子供のように、落ち着かなくてなかなか眠れませんでした(^^;


9月10日(日)午前6時半起床。天気は・・・曇り!路面は湿ってるけど、雨は降ってない!!
朝食を済ませたら早々にチェックアウト。昨日同様、MDさんのお車に乗せていただいて、今日の会場・釧路町別保公園へと向かう。
けれど、道中、かすかな霧雨だった雨が、だんだん強くなってくる・・・心配しながら会場へ。


午前9時過ぎに会場に着く。控え室代わりのステージ裏の建物に行くと、札幌でいつもステージを見ている方々の顔、顔、顔!
ジャズミュージシャンじゃないのに個人参加でここまで来た私はビックリされることの連続(^^;
昨夜11時に貸し切りバスで札幌を出た方々は、朝6時過ぎにはもうここに着いていたらしい。
「疲れた~」とか「2時間しか寝られなかったよ~」と言いながら、皆さんミョーなハイテンションで既に飲んでる。そして、すでに楽器を出して音を出している。
「セント・イカ」のあのフレーズがある。他にも、ライブで何度も聴いた曲があちこちで。そして、「ナーダム」。うわぁ、ナーダムだぁ・・・当たり前なんだけど、嬉しい。
アガルタ通信の方々が集まってたテーブルにお邪魔させていただいていた私も、持ってきていたコンサーティナを出す。
弾けるようになったのは、ナーダムの前半のフレーズだけで後半の八分音符のフレーズは弾けなかったけど、それでも参加したくてここまで来てしまった。
「(コンサートを見に釧路まで)来るなら参加しなよ。ラーラーラーラーって歌だけでも、叫びでもいいじゃん!」って言ってくれたベースの瀬尾さんがすぐ横にいて、にや~って笑ってる。
弾き始めたナーダムに、アガルタ通信のリーダー濱さんがギターを合わせてくれる。
アンプを通さないエレキの乾いた音で、自然に合わせてくれる。
瀬尾さんも合わせてくれる。
うわ~~~~~~


・・・この時点でもう感動;


昨日まで弾けなかったフレーズ、濱さんが繰り返し教えてくれて、少しづつ少しづつではあるけれど音を取れるようになってきた。
楽譜を見て「出来ないや~;」って諦めてたのに。


リハーサルは遅れ気味。PAのセッティングに時間がかかっているらしい。外の雨は霧雨のまま。土砂降りになることはなく、けれど晴れる気配もない。
出演者の方々と話しながら、音を出しながら、ご挨拶しながら時を過ごす。昨日車の中で「Shinobuさんと音楽の趣味が似てるんじゃないかな?」ってMDさんが話してくれていた帯広のピアニストさんともお会いしてご挨拶。
でも実はこれが初対面ではなく、8月のばんけいジャズフェスで同じゴザに座っていたことが発覚。
しかしあのときの私はかなり気持ちよく酔っ払っていたため記憶ナシ(-_-; 
申し訳ありません・・・



音が出始めた頃、林栄一さんが到着。
緊張。どきどき。
でも、林さんは、いつものやわらかい表情。
東京から参加の方々も同じ飛行機だったとのこと。
続々と入ってくる懐かしい顔。嬉しい。
帯広のピアニストさんのおかげで林さんと一緒に写真も撮らせていただいた。感謝。


ナーダムの合同リハーサルが始まる。
この時点では、まだ100名には達しておらず、約80名の参加者。
でも、すごい人数。
すごい楽器の数。
そして、すごい音。
その中心には、林栄一さん。
一緒に演奏している。道東管隊の隊長さんが曲の進行の合図を出す。音のうねりが空気を巻き込んでいく・・・言葉に出来ない。まだリハーサルなのに感動。
でも冷静に曲の構成等に意見を出したり、本番へのいくつかの確認事項を出していく林さんと他の出演者の方々。
その姿に、また感動。


舞い上がったリハーサルが終われば、開場時刻はもうすぐ。
雨は止まない。でも、空は暗くは無い。
開場。
控え室を出て、客席へ。
そして、開演。
最初の出演バンドはHz(ヘルツ)の筈・・・でも違う方がステージへ。
スーツ姿の体格のいい男性。しかもトランペット持ってるし。
あれ?って思ったら、突然のBGMは「アメリカ横断ウルトラクイズ」のテーマ。
そしてステージ上のスーツ姿の男性がおもむろにトランペットでテーマを奏でる。爆笑!
粋な前座だな~って思ったら、その方が今日の司会者だった。
釧路ってこういうノリなのか・・・楽しい(^^)


トップバッターで登場は、Hz。
自然に、ライブが始まる。ドカーンと派手に、ではなくて、いい意味で“野外っぽくない”自然体の演奏。
ばんけいジャズフェスのことが思い出される。音楽性が似てたっていうんじゃなくて、あの時トップバッターをつとめた板谷大さん、北垣響さん、竹村一哲さんのトリオの、すごくリラックスしたやわらかい雰囲気と、Hzの自然な感じが重なって。あの日の響さんたちも、すごく自然体に見えて、でもその演奏にはものすごい力強さと、ぴーんとした緊張感があった。Hzも、タイプは違うけどそんな感じで、野外だぜ~、みたいな気負いがなくてすごく自然。それが、魅力的。
って思ってたら、ライブ中盤、ヴォーカルの工藤さん登場で空気が一変(笑)。
和の色合いのあでやかな衣にもみじを飾り、とっても秋の装い・・・
・・・って反則じゃぁぁぁ~!!!
もう、工藤さん最高っ!!
工藤さんってこういう方だったのか・・・
ゴージャスな歌謡ショーに、霧雨も忘れて思いっきり楽しませていただきました。


二番手は、アガルタ通信。
今回の出演者の中で、個人的には林栄一さんの次に大好きなバンド。
ステージ上の空気が、さっきまでとは変わった気がした。
演奏が始まった直後、いきなりトランペットの西村さんの音が出なくて、ステージが“緊張感”なんて言葉を越えて殺気立つ。
でも数秒後、音が出た瞬間からの迫力ったら!!
普段のライブも緊張感が心地よかったけれど、今回は緊張感の塊。それがまたカッコいい。ベースとドラムのリズムが生み出す大きなうねりの上に炸裂するギター、フロントのブラスの叫ぶような音。気持ちいい!
聴きなれた曲ばかりの筈なのに、いつもと違った。
そして、怖いくらいの迫力と緊張感が音からビシビシ伝わってくるのに、ステージ上のメンバーさんたちの表情は、すっごく楽しそうだった。笑顔、っていうんじゃなく・・・上手く表現できないけれど。
こんな凄い人たちの演奏を日常的に聴いてきたんだ、って思ったら、誇らしいのとありがたいのと両方の気持ちで、胸がいっぱいになった。


札幌勢のトリとして三番手に登場したのは、カニバンド。
ずらりと並んだフロント陣だけでも、すごい人数。リーダーの秋田カニさんは後ろでニコニコおだやかな笑顔。
でも演奏は、カニさんの色。
若い子も多かった。でも、年齢なんか関係なく、本気で音楽と向き合ってる全ての人たちの生み出す音、音楽への情熱のかたまりを、大きく包み込むような秋田さんのベース、そして池田さんのギター。力強い音の洪水。
そんな演奏をバックに踊るダンサーもまた、音楽への情熱のかたまりで。
そこには照れとか恥じらいなんてものはあろう筈も無い。露出度が極度に高いわけではないのに、いや、だからこそ扇情的な衣装もまたこの音楽とこのステージにふさわしい。
カメラ小僧やあやしいオッサン(失礼!)などものともせずに激しく踊り、官能的に煽る。煽る。煽る。ヤらしい視線などブッとばすぞと言わんばかりの攻撃的な目つきがカッコいい。
女が憧れる女。
ギラギラガールズ最高!!


そして、道東管隊。
昨日リハーサルで見たバンドとは別人のような、ステージ仕様での登場。チラシで見たままに。
音も歌も語り踊りも織り交ぜてのステージ。勢いが凄い。気合が伝わってくる。
いろんな楽器があって、いろんな人がいて、全部ごちゃまぜの音が客席もごちゃまぜにして盛り上がる。歌詞の痛烈なメッセージも全部ひっくるめてお祭りにしてしまうような勢い。
楽しかった!
出会えたことに感謝です。


地元密着イベントらしさ満載のプレゼント抽選会の後、ゲストの林栄一さん登場。
実は釧路に行く前から絶対あるだろうと期待していた(笑)林さんのソロステージ。
しかもアガルタ通信と共演!


久しぶりにライブで聴いた、林栄一さんのSAXの音。
言葉になんか出来ない。大好きな、林さんの音。


次々と大好きな曲が奏でられる、林さんのステージ。
そのステージ上に、共演者がどんどん増えていく。
あ、きっとこの流れで「ナーダム」に行くんだ。そう気付いて、あわててステージ裏へコンサーティナを取りに行く。
感動して舞い上がってるんだけど、どこか冷静な、不思議な感覚。
コンサーティナが雨に濡れないように上着の下に隠して外に出る。でも、林さんが出てきた頃から、雨はほとんど止んでいた。


林さんのステージが終了。いよいよ、最後の合同演奏。
BIG MAMAさんが「ほらっ!ナーダムだよ!!」って背中を押してくれた。
嬉しくて嬉しくて、緊張なんか吹っ飛んでしまって、感謝の気持ちだけを胸に客席からステージへ。


リハの時とは全然違う光景が、目の前にあった。


ものすごい数の演奏者達。スタッフの方々も、ほとんどが出演者になったかのようで。
大人も子供も、楽器を持ってステージにいた。ステージ前にもたくさんの演奏者達。
そして、
真っ白な雨カッパを着た、たくさんのお客さんたちの姿。

道東管隊の隊長さんの合図で、演奏が始まった。



思いがけないソロ指名に、緊張でぶっ倒れそうになりながら、でもその後の小さな男の子のピアニカと、駆け寄った幹雄さんのピアニカの音、見守ってた林さんのやさしい表情、100人以上の出演者全員から自然に沸き起こった大合唱に、トリ肌が立って、ここにいられることが嬉しくて嬉しくて、泣きそうになった。(終わってから泣いたし;)


今、思い返しても、嬉しい、って言葉しか出てこない。


そして、もっともっと頑張ろう、と思った。
こんな凄い経験をさせてもらったんだから。
こんなにもたくさんの、本気で音楽と向き合って生きている人たちと出会えたんだから。
音楽を好きで良かった。


終演後は、土砂降り。
あんまり挨拶したら号泣しそうだったので、林さんと、アガルタ通信の方々と、道東管隊の隊長さんとジスイズのマスターにだけご挨拶して、一人で駅へ。
でも列車時刻に変更があったそうで、バスで駅に向かおうとバス停で待っていたら道東管隊のメンバーさんが車でバス停まで迎えに来てくださった。ご厚意に甘えさせていただき、JR釧路駅へ。車の中でも、いいお話をたくさん聞かせていただいて、楽しかった。お名前も聞かなかったけれど、皆さんありがとうございました。
駅でもまた私と同じ特急で札幌へと帰る何人かの出演者の方とお会いして、余韻にひたりながら、ホームへ。
札幌までは4時間ほどの列車の旅。
2日間の夢のような時間が本当に夢だったみたいに、あっという間に札幌へ。
でも、夢じゃなかった。


あのライブに参加できたこと、あのライブで感じたことは、いまだに自分の中で整理なんかできていなくて、まだ自分自身にびっくりしている。
でも、そんなふうに整理できていない状況の中でも、ひとつだけ確実にいえることは「参加して良かった!」ということ。

出会った全ての方々、
そして何より、
こんな凄いきっかけを作ってくれた瀬尾さんに感謝です。
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[ 2006/10/06 ] ライブ感想文 | TB(0) | CM(0)

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