2017 06123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 08

春一番2007 その3(完結)

トリの2つ前。
午後6時少し前に登場したのは、「大塚まさじと月夜のカルテット」。


大塚まさじさんと、ドラムの島田和夫さん、スライドギターの長田TACO和承さん、そしてウッドベースは「ふちがみとふなと」でお馴染みの、船戸博史さん。



かぶりつきは、いつものおだやかな大混雑。そのあちこちで、雨男返上だね、って声がした。
まさじさんは、嬉しそうな、優しい笑顔。
そして、リズムを取りながら、ギターを奏で始める。大地を踏みしめながら歩くリズムのあの歌。
1曲目は、「風のがっこう」だった。
ギターに寄り添うようなウッドベースの音が気持ちいい。タコさんのギターがふわりと響く。島田さんのドラムのかすかな、でも確かな響きが心地よい。
初めてライブで聴く、月夜のカルテットの世界。
その音に乗って、まさじさんの歌が夜空に広がっていく。



メモすることも忘れて聴き入っていたので、曲順も記憶がおぼろげなのですが、2曲目以降は「街唄」「天王寺想い出通り」「コミュニケーション」「On The Sunny Side Of The Street」だったような気がする。
今まで、春一番では、3曲くらいしか聴けなかったまさじさんのステージ。でも、今年はたっぷり30分、しかも、月夜のカルテットでの歌を聴くことが出来て、幸せだった。
やっぱり私はこの方の歌が大好きなんだ~、って、あらためて思った。
まさじさんの歌と出会えて、幸せだ、って。
勿論、もっともっとたくさん聴きたかった。
でも、まさじさんには、また来月会えるから・・・次は、北海道で。
そのことが、また嬉しかった。




18:20。トリ前。
あべのぼるさんの「日本が生んだジャズを」っていう紹介で登場したのは、「松田ARI幸一グループ」!!
アリちゃん、こと、松田幸一さんと、フィドル(ヴァイオリン)の岸本一遥さん、ギターが古橋一晃さん、ベースはバカボン鈴木さん、そして、パーカッションが、ヤヒロトモヒロさんっ!!
去年、釧路のジスイズでライブ見てきたヤヒロさんの演奏を、春一番コンサートでまた聴ける。しかも、アリちゃんのグループで。嬉しい!!
素敵な演奏に乗ってステージに現れた松田幸一さんは、洒落たバーのマスターみたいなベスト姿で、しかもサングラスかけてて、「アリちゃんカッコいい~!!!」ってお客さん達から声が飛ぶ。
「小象の行進」で始まったステージで、松田さんはハーモニカだけじゃなく歌も聴かせてくれた。歌も演奏も全てが上質で、全てが気持ちいい。
お洒落で、楽しくて、遊び心たっぷりの素敵なステージ。
堪能させていただきました!!




残る出演者は、一人。
バンドじゃなく、一人。
すっかり日も暮れた野外音楽堂。かぶりつきは、大混雑。でも、みんな静かに座って、じっと、その人の登場を待っている。そんな感じ。
トリは、友部正人さんだった。



オレンジ色のやわらかい光に包まれたステージの上、友部さんは、春一番コンサートのスタッフだった方が亡くなられた、というお話の後、「山田くんと山田くん」という歌を歌ってくれた。
歌い出した友部さんに、いくつものフラッシュがたかれる。撮影も自由、なのが、春一番。でも、ステージ袖のあべさんが、そんな客席からのフラッシュを、身振りだけで静かに制する。写真を撮るのではなく、歌を聴いて欲しい、そんな友部さんの思いを代弁するみたいなあべさんの姿。そして、悼む思い、痛い心をさらけ出すみたいな友部さんの歌。
でも、唄い終えた友部さんは、静まり返った会場に、やさしい笑顔と「ハーモニカをセットしたのに、ハーモニカを吹くのを忘れました」とのMCで和ませてくれる(^^)
2曲目は、「わからない言葉で歌ってください」。
言葉が鋭い。でも、誰かを責めるんじゃない。友部さん独特の、ことばの世界。
さらに、「サン・テグジュペリはもういない」を。
せっかくセットしたのに吹き忘れたり、次の曲では吹いてみたらキーが間違ってたり、とこの日はMCのネタに大活躍だったハーモニカ(笑/お客さんとのやりとりも、かけあい漫才みたいで楽しかった~!)。それが、激しく吹き鳴らされたのは、4曲目の「ぼくは君を探しに来たんだ」。
やられた。
大好きな曲。思い出が多すぎて、いろんなことが思い出されて、胸がいっぱいになった。



最後の1曲は、ゲストとして、またウッドベースの船戸さんがステージに招かれる。友部さんは、ギターを置いて、歌詞カードを手にする。
そして、ウッドベースと歌だけで、「言葉がぼくに運んでくるものは」という曲を。
これが、爆笑!!
いや~、踊りながら歌う友部さんなんて、初めて見ました。
もう、なんていうか・・・何事かと思いましたわ(笑)。
私は、松田幸一さんのステージから、かぶりつきを離れて最初に荷物を置いた客席に座って聴いていたのですが、瀬尾さんも隣に来てくれて、二人で「こんな友部さん見られるのも、春一番ならではだよね~!」「札幌じゃ絶対見られないよな~」なんて話しながらステージを見てた。




「はい、終了~!!!」って風太さんの声で、春一番、終了。
春一番には無い筈のアンコールがあって、嬉しいのに、たまらなく切なくなった、あの2005年の春一番とは違う。
あっけないくらいにあっさり終わる、いつもの、春一番。
春一番は、まだ2日目。
だけど、今年は私が見られるのは今日一日だけ。
明日は札幌に帰る。
寂しい。


でも、寂しいんだけど、なんだかすっきりした気持ちだった。



終演後もいろんなことがあったし、ライブ中に会場でお会いした方々ともいろんなお話をして、いろんなことを感じた1日でした。
でも、全部ひっくるめて、やっぱり「行って良かった!!」です。
お会いした全ての方々に、感謝です。
皆様、ありがとうございました。

スポンサーサイト
[ 2007/05/08 ] ライブ感想文 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shinobuworld.blog12.fc2.com/tb.php/117-b8090632