2017 07123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 09

春一番2007 その2

石田幹雄トリオ 春一番コンサート初登場




かぶりつきに体育座りして見ている私に瀬尾さんが気付いて、にやっと笑う。
そのいつも通りの表情をここで見られるのが嬉しくて、涙腺が緩む。
やばい。
泣くもんか、と思いながら演奏を待つ。



13:30。紹介の後、音楽は、とても静かに始まった。
なごやかなざわめきが消えた気がした。



ぴーんと張り詰めたような空気。いつもと同じ緊張感。
ピアノ、ベース、ドラム、3人の生み出す音が、どんどん広がっていく。音が呼吸してる。激しく吐き出したり、息を潜めたり、そんな音での会話の繰り返し。
一人、また一人と、遠巻きに見ていたお客さん達が、かぶりつきに降りてくるのがわかる。何の説明もいらない。音楽が観客を惹きつけている。それが嬉しくて、また涙腺がゆるみそうになる。
激しい演奏の後の沈黙。
そして、ピアノで始まったのは「雪風」。
ポーン、ポーン、と、ピアノの音がひとつひとつ響く。ウッドベースとドラムが、凍る風と包み込む雪のあたたかさを描き出す。
選曲にやられた。まさかこの曲をやるとは思わなかった。
青空の下、北海道なら真夏みたいな太陽の下での「雪風」。
時間を忘れさせる「雪風」の後は、空気を切り裂くような「高速限界」。
冷静な、そして楽しそうな表情で、発狂した音を生み出す3人。



あっという間の30分。



感じたこと、言葉で表現しきれない。
写真も、たくさん撮ろうと思ってたのに、ほんの数枚しか撮れなかった。
終っちゃった・・・これからまだまだ大好きな人達が続々と出演するのに、この時の気持ちは「終っちゃったぁ・・・」だった。
「最高!見に来て良かった!!」って満足感と、「もう終っちゃったんだぁ・・・」っていう寂しさと。



3人が去ったステージに、たくさんのマイクが並べられる。
次のバンドのセッティングに時間がかかりそう。一度かぶりつきを離れ、ぼーっとステージを眺めていた。



ら、



ステージ上に現れたのは、黒いニット帽をかぶったギタリスト。
間違いない。石渡さんだ。
ってことは、
え?
あ、この大量のマイクって、もしかして、


「うそっ!次、渋谷毅オーケストラ?!!!」


再度かぶりつきへ突進(笑)。




10分ほどのセッティングの後、始まったのは、「渋谷毅オーケストラ+清水秀子」のステージ。
渋谷さん、清水さん以外のメンバーは、
古澤良治郎(D),上村勝正(B),石渡明廣(G),峰厚介(Sax),松風紘一(Sax),林栄一(Sax),津上研太(Sax),松本治(Tb)。
(敬称略です、ごめんなさい;)




ばんけいジャズフェスにもいらしてた方々が、続々とステージ上に登場。もちろん林栄一さんも!!
私は林さんの真ん前に体育すわり(#^o^#)
でも、渋谷毅さんが出てこない。
そして、14:11。
渋谷さん抜きで演奏が始まる(笑)。
でも、すごい音圧。一斉に音が押し寄せてくる感じ。
(1曲目は、石渡さんのオリジナルだったらしい。後のMCで分かった。)
やがて、1曲目の途中で、ステージ袖に渋谷毅さん登場。
自然に、音楽と一体化して、音楽を指揮していく。
2曲目も、石渡さんのオリジナルのバラード。
そして、初めてのMC。渋谷さんが曲紹介の後、ゲストヴォーカルの清水秀子さんをステージに招く。
ヴォーカル入りで、「キャラバン」と「IT DON'T MEAN A THING (IF IT AIN'T GOT THAT SWING)」。
ヴォーカルは2曲で退場。
その後、「カーラ・ブレイの曲を」ってMCの後に演奏されたのは、カニバンドでもよく聴いてた曲で、大好きな曲だったので嬉しかった~!!!曲名分からなかったのが悔しかった。ちゃんとジャズのCD聴こう・・・;
そして最後は林栄一さんの「ブラザー」!!



メモ取る余裕もないくらいに圧倒されてたので、どの曲でどうだった、とか思い出せないし、一人一人のソロが短めに感じられて(この人数だから仕方無いのかもしれないけど;)林さんのソロのたびに「おおお~っ!!!」って思ったらソロが終わってしまって「ええ~?もっと聴きたいのに~~~~;」って感じてしまったりもしたんだけど、
でも、幸せだった。
石渡さんがすっごくヘンな(もちろん、いい意味で)ソロ弾いてる時に、そのすぐ前にいた林栄一さんがものすごくいい笑顔で石渡さんを見てたこととか、フロントの音がどんなに凄い迫力でも、渋谷さんのピアノの音がポーンと空気を突き抜けてくるみたいに響いてたこととか。思い出すのは、楽しくて幸せなことばかり。




ステージが終わったのは15:11。
きっちり1時間の豪華ステージ。
お腹一杯堪能させていただきました。
はぁ・・・幸せ(^^)



炎天下でのジャズ2連発。
さすがにちょっと疲れたかも・・・席に戻って少し休もう。



って思ったその時、
ステージ上に登場したのは
・・・朴保さんっ!!



座席でなんか聴けるか~いっ!!(笑)
かぶりつきに戻る。



15:19。次のステージは「朴保&洪栄龍」。
波人(朴保さんのバンド)での出演じゃなかったのは少し残念だったけど、2年ぶりに朴保さんの歌をこの場所で聴けたのも、やっぱり嬉しかった。日本語のオリジナルもコリアの歌も、朴保さんの世界。2曲目からはパーカッションも入って、それもまた良かった。



15:45。続いて登場は、「ブギウギボーイズ」
ブルーズシンガーのAZUMIさんとヤスムロコウイチさんのユニットに、今回はみやもとりょうさんも参加。
AZUMIさんのソロから始まったステージは、それぞれの歌をじっくり聴かせて、だけど最後はお馴染みの「ワテらビンボービンボービンボーっ!!」で(笑)。こんな歌聴きながら、しかも一緒に歌いながら(笑)ステージ前のかぶりつきで踊りまくって、知らない人同士でミョ~な一体感で盛り上がれるのも春一番の面白さ。楽しかった~!!!



続いて登場した沖至さんというトランペットの方のステージでは、明日登場予定だった坂田明さんが飛び入り!今日は聴けないと思ってたので嬉しかった。
続いて、沖至さんのステージにもいた方々の何人からそのままステージに残り、NIMA、という女性が登場しての舞踏。
さらに、あべのぼるさんの紹介で、東京からAVOIDというバンドがステージへ。ここでもさっきの沖至さんがゲスト出演。



だんだん日が暮れてきた。
時計を見ると17:50。もう午後6時近いんだ・・・チラシを見ると、残ってる出演者&バンドは、3つ。
春一番コンサートの出演順は、その場にならないと分からない。
でも、実は、昼間会場に入って瀬尾さんと合流してすぐ、大塚まさじさんにお会いすることが出来て、その時にまさじさんから今日の出演順番(まさじさんの出る番だけ)を聞いていた。
「トリの2つ前よ」って。
ってことは・・・



まだ次のセッティングは始まってなかった。けど、間違いない、って思って、かぶりつきの一番前に体育座りして、次の出演者を待った。
空は、いい感じの夕暮れになっていて、月も見え始めていた。


(まだ書きつくせないのでその3に続きます。次で完結する筈。長くてすみません;)
スポンサーサイト
[ 2007/05/08 ] ライブ感想文 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://shinobuworld.blog12.fc2.com/tb.php/116-fa73805b