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板橋文夫スペシャルカルテット at 横浜ドルフィー

2008年4月27日
板橋文夫 3DAYSの2日目
板橋文夫スペシャルカルテット
板橋文夫(p)井野信義(b)小山彰太(dr)太田恵資(vln)


「ハバリガニ」以外ほとんど新曲だった気がする。
聴きたい曲はたくさんあったのだけれど、初めて聴く曲にもどんどん引き込まれて、今ここで生まれる音楽を全身で浴びたような感じ。
機材トラブル(?)的なこともあり、ピリピリしたムードもあったものの
それがむしろ良いほうにはたらいて。
いや、そういうのを良いほうに持っていってしまうことが出来るのが
この方々の凄さなんだろう。
緊張感の心地よさと、ゆるぎない信頼関係から生まれる音楽の力強さ。迫力。



凄かった。
まだちょっと放心状態。
昨日はライブ見ながら曲名とかMCとかメモしてたけど、今日はそれすら出来ず。
でも頭の中にまだしっかり音が残ってる。


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[ 2008/04/28 ] ライブ感想文 | TB(0) | CM(0)

友部正人 板橋文夫 DUO at 横浜ドルフィー

2008年4月26日 土曜日
横浜ドルフィー「板橋文夫 3DAYS」の初日
行ってきました。

板橋さんと、友部正人さんとのDUO。



19:45
開演時間を15分過ぎて、友部正人さんが登場。まずは一人で。
MCも何もなしに、ギターを手にして歌いだしたのは「サン・テクジュペリはもういない」。
去年の春一番コンサートでも、そしてその後のくうでのリクエスト大会でも歌ってくれた曲。やわらかく、ふわりとただようようなあの曲で、ライブは始まった。

「横浜は、あんまり高い建物が無くて。僕は今、横浜に住んでいるんだけど、部屋の窓からちゃんと空が見えるのがいいなぁ、って思います。」

っていうようなMCの後、「歯車とスモークド・サーモン」を。
さっきのと2曲続けて、新しいアルバムからの曲だ。
さらに続けて「雨は降っていない」を。
3曲歌い終えたところで、板橋さんのことを紹介。でもまだ板橋さんは出てこない。年に1回、ここでライブをするようになって、もう5年くらいになる、ってお話。一緒にやりたい曲はたくさんあるんだけれど、毎回リハーサルの時間がなかなかとれなくて、次の曲も本当は板橋さんと一緒にやりたかったんだけど時間が足りなくてできなかったから一人で、って言って歌いだされたのは「空が落ちてくる」。・・・確かに、板橋さんとのDUOでの演奏も聴きたい・・・友部さんにはそんな曲がたくさんある。


歌い終えると、友部さんが板橋文夫さんを紹介。ステージへ招き入れる。
板橋さん、笑顔。
友部さんも、すごく嬉しそう。
わくわく感が伝わってくる。


年に1度の七夕みたいなお二人のDUO。そして、個人的なことだけれど、私にとっては約6年ぶりに聴くDUO。
その1曲目は
「夜は言葉」
・・・いきなり泣きそうになりました;
やさしい、やわらかいワルツ。
友部さんの世界を包み込むみたいな板橋さんの音。
でもそれがどんどん広がって、どんどん力強さを増して・・・気がついたら、曲の最初とは別世界みたいな壮大なバラードになっていた。


「はじまってしまいましたね」って友部さんが笑って言う。その言葉にこちらもつられて笑ってしまう。もう、なんだかいつもの友部さんじゃない。MCで、板橋さんがアメリカ入国で引っかかったという話を友部さんが暴露するし(笑)。
「別室まで連れて行かれたそうです。それで、職業を聞かれて“ピアニスト”って答えたら、“じゃあピアノの黒い鍵盤の数を言ってみろ”って言われたそうで・・・板橋さん答えられなかったそうです(笑)」
場内爆笑&板橋さん苦笑い。
イタズラっ子みたいな表情の友部さんは、でも「僕もいつも別室に連れて行かれます。・・・いじわるだよねー。」って言って、次の曲へ。おもむろにギターをかき鳴らし歌いだされたのは「Speak Japanise American」!MCと曲の流れ、完璧!!友部さんも板橋さんも“ふざけんな~!!!”って怒りを音に込めたような強烈な演奏・音・歌。


しかも、友部さんのギターが明らかにエンディングに向かおうとしていても、板橋さんが終わらせないし(笑)。


あー、そうだ、この感じだー!!!


6年前に、このお二人のライブと出会ってしまって(友部さんのソロはそれまでに何度も見ていたけれど・・・)もう、それまでのライブの価値観とか固定観念みたいなものが全部ぶっ壊れたんだ。なんだかわけわかんなく張り詰めてて、だけど楽しくて。この人たち、音で会話してる、って思ったんだ・・・


一転して、MCを一切はさまずに静かに始まったのは、「一本道」。
歌いだしだけで拍手が起こった。友部さんの代名詞みたいな曲。
だけど、今日は淡々と、さらっと歌い奏でられた。
それが逆に、今日のこのDUOへの友部さんの思いを表してる気がした。
過去じゃなく、今を伝えたい、って言ってる気がした。勝手な思い込みかもしれないけれど。


前半のラストは、「わからない言葉で歌ってください」。
新しいアルバムの中でも特に印象深い、言ってしまえばかなりきつい詩の曲。
だけど、そんな言葉の鋭さを、しっかりと汲み取って、でもちゃんと音楽にする板橋さんのピアノ・・・音楽になっているからこそ、言葉が伝わってきた。圧倒された。


前半終了。8曲しかやってないのに1時間以上。
DUOになると、1曲の長さが友部さんが普段ソロでやってる時の倍くらいになってる計算になる。
だけど、聴いてる時はそんなことはまったく感じない。
ただただ嬉しくて幸せで。



21:15
後半は、板橋さんのソロからだった。
やっぱり笑顔の板橋さんが弾き始めたのは、「サイクリング・ブルース」というオリジナル。


そして、友部さんが登場して、ふたたびDUOでラストまで。


「消えた名前」
「言葉がぼくに運んでくるものは」
「老人の時間 若者の時間」
「ぼくは君を探しに来たんだ」
「私の踊り子」
「遠来」


すみません。感想書ききれません;
特にラスト3曲は、もう泣くのこらえるの限界で。
目の前の2人と6年前のあのライブと、それからのいろんな出会いと出来事が全部ごちゃまぜに押し寄せてきて。
この世界とであって人生変わったんだ、っていうのを再確認しました。
「遠来」で、右手でピアノの上の太鼓を叩きながら左手でものすごい美しいフレーズを奏でる板橋さんと、その音を全身で浴びながら、あの強烈な詩を全身で叫ぶみたいに歌う友部さん。もう、なんて言ったらいいのか分からない。ただただ“私はこの人たちが大好きだ!”って思った。
友部さんの世界は、音楽っていう枠の中のものじゃないのかもしれない。音楽としては、とらえられないものなのかもしれない。
でも、それが友部さんの音楽で。
板橋さんは、それを全部分かって、だから全部受け止めて、音楽にしてる。
そんな気がした。



アンコールは、友部さんの詩の朗読で「アメリカのにおいのしないところへ」。
途中から、静かにそっと言葉に寄り添うように板橋さんのピアノが重なる・・・『一月三舟』の「十三夜」。



そして、本当のラストは

「夕日は昇る」

だった。
あの時くうで見たライブと同じ。


「今度 君にいつ会える」って、繰り返し繰り返し歌われる曲。
歌ってるのは、あの日と同じように、友部さん一人じゃなかった。
力強くてあたたかい音を奏でながら、うなるような叫ぶような板橋さんの歌声が友部さんの声に重なっていた。ちゃんとはもっていた。
椅子から立ち上がって弾き語る板橋さんと向き合うように、友部さんもマイクを離れて歌う。2人向かい合って、楽しそうに幸せそうに歌いあう。



ずっとずっと終わらなきゃいいのに、って思った。
本当に本当に幸せでした。







ライブが終わってホテルに戻ったのが午後11時頃。
また風邪ぶり返しそうなので夜遊びせずに戻ってきたのですが、興奮して眠れなくてホテルのロビーでブログの更新してるバカモノです(^^;
横浜、思いのほか寒くて小雨も降ってたりしますが、とりあえず元気です。そして幸せです。
明日もドルフィー行って来ます。
[ 2008/04/27 ] ライブ感想文 | TB(0) | CM(0)

ユビクトス at くう

2008年4月2日 札幌 Live&Bar Coo(くう)
金子飛鳥さん(Vln)、ギターの鬼怒無月さん(g)、そしてパーカッションのヤヒロトモヒロさんによるユニット「ユビクトス」のライブ。

ヤヒロさんの演奏を聴くのは一昨年のジスイズ、去年の春一番コンサートに続いて3度目ですが、他お2人は初めて。
激しい曲もあり、ふわりと包み込まれるような曲もあり。そのどれもがどこか懐かしくて心地よい、不思議な世界。
鬼怒無月さんはガットギターとエレキギターを曲によって使い分けてたのですが、両方とも素晴らしくて圧倒された。
金子飛鳥さんは、今回のライブではエレクトリックヴァイオリンを弾いていた。
でも、デジタルな印象ではなく、激しい演奏でもちゃんと体温が伝わってくるような音色で、それが心地よかった。
そしてなんたってヤヒロさんですよ!
音で風景を描き出すパーカッション。
演奏してる場所は一点なのに、奏でられる音の距離感がものすごく広くて、音だけで目の前に広大な風景が広がっていくみたいな世界。
激しい演奏で圧倒されつつ、でもかすかに響く鈴の音にふっと意識を救い上げられるような感覚になったり。


「“在る”を聴く」と題された企画で、会場内に様々な絵が飾られた今回のライブ。
その絵をモチーフにしての即興演奏もあったのですが、即興とは思えないほどの一体感があった。
3人の“呼吸”が同じなんだろうな・・・。
いいライブでした。
いい音楽と出会えたことに感謝です。



[ 2008/04/03 ] ライブ感想文 | TB(0) | CM(0)